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競泳の瀬戸大也選手はパリオリンピックで落選した400mにも出場できる?

東京アクアティクスセンターで競泳のパリオリンピック(五輪)代表選考会が開かれました。

オリンピックへの参加資格と日本の水泳連盟が設定している「派遣標準記録」が厳しいとされる中、多くの選手がギリギリで設定タイムに届かず、涙を流す場面が多く見られた今回の選考会。

落選した本命種目400m個人メドレーにも参加意欲を示した

瀬戸大也選手も例外ではなく、1番の得意種目である400メートル個人メドレーの決勝で4分10秒84の記録を出して2位に入るものの、派遣標準記録(4分10秒63)に0秒21届かず、オリンピックへの参加を逃しました。

ただ、その後に行われた200メートル個人メドレー決勝では、1分56秒87の記録で優勝。派遣標準記録(1分57秒51)を突破して、オリンピックへの切符を手に入れました。

3大会連続のオリンピック出場を決めた瀬戸選手は、

「4分10秒で代表逃すってなんなんだよ」
「本当に夏は得意なので任せてほしい」
「日本連盟の方針に従うだけだが、もし400メートル個人メドレーを泳ぐ機会があって、そこでメダルを取ったら『あれ?』となると思う」
「もし仮に400メートル個人メドレーに出られたとしても、200メートル個人メドレー中心の練習になってくると思うので、スピードが出てくると思う。200の練習をしておけば何とかなると思うので、自分的には400を泳ぎたい」

このようにメディアに語り、出場権を逃した400メートル個人メドレーに対しても出場意欲を示しました。

派遣標準記録は国際基準より日本の基準の方が厳しい

瀬戸選手が今回400メートル個人メドレーの決勝で出した「4分10秒84」という記録は、実は東京オリンピックの決勝だとすると6位に入る記録です。それでも、オリンピック落選。厳しいですよね。

競泳の種目は、決勝で日本水泳連盟が設定した派遣標準記録を切った上で、2位までに入れば代表に決まります。ただ、その派遣標準記録が厳しいという声は選考会前から出ていました。

設定の基準は下記の通り。

五輪の決勝進出が見込めるラインとして、17年以降の世界選手権と五輪の準決勝10位の中で最も速い記録を基準に設定

https://hochi.news/articles/20231108-OHT1T51192.html?page=1

この日本代表の選考基準は2023年11月に発表されましたが、その発表があるまえにトップ選手のコーチ陣から意見書が提出されていました。

10月27日にはトップ選手を指導するコーチ24人から基準の緩和などを求める意見書が出されたが、鈴木大地会長は話し会いの場を持ち「これまで通り厳しくし、乗り越えていく中で強さを発揮していこうとご理解をいただいた」と説明。

https://hochi.news/articles/20231108-OHT1T51192.html?page=1

大会開始前から派遣標準記録が厳しすぎると声が上がっていた

瀬戸大也さんん以外にも、今季の厳しい派遣標準記録のために代表に入れなかった競泳選手がたくさんいます。

派遣標準記録を切れなくてもオリンピックに出た前例はある?

日本水泳連盟の梅原孝之競泳委員長はメディアの取材に対して、瀬戸大也選手が落選した同400メートル個人メドレー出場を要望したことについて”容認”する考えを示しました。

「今回選ばれた種目が最重要種目だが、メダルを狙えるなら考えていかないといけない」と話したことから、他の選手でもギリギリで選考から漏れた選手にもチャンスはありそうです。

オリンピックの参加ルールとしては下記の通り。

特定の種目においてオリンピック参加標準記録(OQT)を満たした選手は、所属する国内オリンピック委員会の種目ごとの最大出場枠を超えていない場合に限り、パリ2024出場権を得ることができる。

国内オリンピック委員会は、1種目につき選手2人を派遣することができるが、両選手がOQTを達成した場合に限る。

期間終了後、上記の優先順位の上位3つの段階で総選手数が852に達しない場合、オリンピック参加考慮記録(OCT)と同等またはそれ以上の成績を収めた選手が、852人の全枠に達するまで大会に招待される。

https://olympics.com/ja/news/how-to-qualify-for-swimming-at-paris-2024

オリンピック参加標準記録(OQT)でみると、400メートル個人メドレーのタイムは、「4:12.50」なので、瀬戸選手が落選した「4分10秒84」は余裕で出場権を得ていることになります。

過去にも、日本の定める派遣標準記録を切れなくても、オリンピックに出場した選手はいます。

瀬戸大也さんの今季の記録でメダルは獲れる?

瀬戸大也さんの現状のタイムだと、東京オリンピック6位相当なのでメダルは厳しいと感じますが、本人いわく「夏が得意」とのこと。

パリオリンピックで個人メドレーは400メートルが7月28日、200メートル個人メドレーは8月1日、2日に実施されるので、季節も両種目の日程的にも、瀬戸選手には悪くないタイミングのはずです。

今から夏のパリオリンピックが楽しみですね!メダルを獲れるようにみんなで応援しましょう!

瀬戸大也選手のスポンサーはCHARIS&Co.(カリスアンドシーオー)
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