ネクサスカードの審査に落ちてお悩みの方へ
「デポジットを積むから、審査は甘いはず…」
「過去に延滞があっても作れると聞いたのに…」
期待を込めて申し込んだネクサスカード(Nexus Card)の審査に落ちてしまい、途方に暮れていませんか?
デポジット型クレジットカードは、審査に不安を抱える方のための心強い味方です。しかし、「デポジット型=無審査」ではないため、残念ながら審査に落ちてしまうケースも存在します。
この記事では、ネクサスカードの審査に落ちてしまったあなたのために、考えられる具体的な理由から、今すぐやるべきこと、そして今後の代替案までを徹底的に解説します。
なぜ審査に落ちたのか、その原因を正しく理解し、次の一手を見つけることで、クレジットカード取得への道はきっと開けます。ぜひ最後までお読みください。
結論:ネクサスカードはデポジット型でも審査に落ちる!
まず結論からお伝えすると、ネクサスカードはデポジット型であっても審査が行われ、落ちる可能性は十分にあります。
多くの方が「デポジット(保証金)を預けるのだから、カード会社にリスクはないはず」と考えがちですが、これは半分正しくて半分間違いです。
デポジットは、あくまでカード利用額の「立て替え払い」を担保するものです。カード会社としては、そもそも契約者として信頼できるか、継続的なカード利用が見込めるかといった「返済能力」や「信用度」を最低限審査する必要があるのです。
この前提を理解することが、審査落ちの原因を探る第一歩となります。
なぜ?ネクサスカードの審査に落ちる主な理由
では、具体的にどのような場合に審査落ちとなってしまうのでしょうか。考えられる主な理由を5つ解説します。
信用情報(CIC)に重大な問題がある
デポジット型カードといえども、信用情報機関(CIC)への照会は行われます。その際に、看過できない重大な問題が記録されていると審査通過は難しくなります。
例えば、「現在進行形で支払いを延滞している」「自己破産や任意整理などの債務整理から日が浅い(5年以内)」といったケースです。これらは返済能力に深刻な懸念があると判断される直接的な原因になります。
申し込み内容に不備や虚偽があった
意外と多いのが、このケースです。年収、勤務先、住所などの申し込み情報に誤字脱字があったり、情報が古かったりすると、それだけで「信頼性に欠ける」と判断されかねません。
また、審査に通りたい一心で年収を多めに申告するなどの虚偽記載は絶対にNGです。カード会社はこれまでの膨大なデータから、年齢や職業に見合わない年収などを簡単に見抜きます。虚偽が発覚した時点で、審査には即座に落ちてしまいます。
短期間での多重申し込み(申し込みブラック)
クレジットカードの申し込み情報は、信用情報機関に6ヶ月間記録されます。直近1ヶ月以内に3件以上など、短期間に複数のカードに申し込んでいると、「お金に相当困っているのでは?」と警戒され、審査に通りにくくなります。これが、いわゆる「申し込みブラック」と呼ばれる状態です。
本人確認の電話に出なかった・在籍確認が取れなかった
申し込み後、ネクサスカードから携帯電話に本人確認の連絡が入ることがあります。この電話に出ないと、本人の申し込み意思が確認できないため、審査が中断・否決されてしまうことがあります。
また、場合によっては勤務先に在籍確認の電話が入ることも。ここで本人が不在だったとしても、電話に出た方が「〇〇(申込者)は現在席を外しております」のように在籍している事実を伝えてくれれば問題ありません。しかし、誰も電話に出ない、もしくは「そのような者はおりません」と返答されると、在籍確認が取れずに審査落ちの原因となります。
安定した収入がないと判断された
ネクサスカードの申し込みには、安定した収入が求められます。パートやアルバイトでも申し込みは可能ですが、勤続期間が極端に短い、収入が不安定だと判断されると、審査通過は難しくなります。
特に、申し込み時に無職であったり、収入がゼロであったりする場合は、デポジットを積む以前の問題として、返済能力がないとみなされる可能性が高いでしょう。
審査に落ちたらまずやるべきこと|原因究明と対策
審査に落ちたという結果だけを見て落ち込む必要はありません。次のアクションのために、まずは冷静に原因を探りましょう。
信用情報機関(CIC)で情報を開示する
最も確実な原因究明の方法が、信用情報機関(CIC)に自身の情報を開示請求することです。インターネットなら数百円で、すぐに自分の信用情報を確認できます。
ここに「異動」や「Aマーク(未入金)」などのネガティブな情報が記載されていないか、他社の申し込み履歴はどうなっているかを確認することで、審査落ちの原因の多くを特定できます。
申し込み内容に間違いがなかったか確認する
CICの情報に問題がなかった場合、申し込み内容の不備が考えられます。前回入力した情報(年収、会社の住所・電話番号、勤続年数など)を思い出し、間違いがなかったか、古い情報を使っていなかったかを振り返ってみましょう。
再申し込みは最低6ヶ月空ける
審査に落ちたという事実も、信用情報に6ヶ月間記録されます。どの理由で落ちたにせよ、すぐに同じカードに再申し込みをしても、結果はほぼ変わりません。
まずは最低でも6ヶ月間は期間を空け、その間に自身の信用状況や収入状況を改善することに努めましょう。
【最終手段】ネクサスカード審査落ち後の代替案
原因を究明し、対策をしても、どうしてもすぐにカードが必要な場合もあるでしょう。その場合の代替案を4つご紹介します。
他のデポジット型カードに申し込む
ネクサスカード以外にも、デポジット型クレジットカードは存在します。例えば「ライフカードDepo」などが有名です。カード会社によって審査の基準は異なるため、こちらであれば審査に通る可能性はあります。
そもそも審査が甘いクレジットカードはあるのか、デポジット型カードの仕組みから詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
【必見】審査が甘いクレジットカードはある?審査に不安な方へ、最後の砦「デポジット型カード」のすすめ
審査基準が異なるカードを検討する
銀行系や信販系のカードとは審査の仕組みが異なると言われる「消費者金融系」のカードも選択肢の一つです。代表的なものに「ACマスターカード」があります。独自の審査基準を持つため、他のカードがダメでも作成できる可能性があります。
まずはデビットカードで実績を作る
クレジットカードではありませんが、銀行口座から即時引き落としされる「デビットカード」であれば、審査なしで誰でも作れます。キャッシュレス決済に慣れる、あるいは家計管理を見直すという意味でも、デビットカードの利用は有効な一手です。
原因を改善してネクサスカードに再挑戦する
そして、最も王道なのがこの方法です。ネクサスカードは、もともと審査に不安がある人のために作られたカードです。CICの情報がクリーンになり、安定した収入を確保するなど、審査落ちの原因をしっかりと解消すれば、再審査で通過できる可能性は十分にあります。
6ヶ月以上期間を空け、万全の状態で再度申し込んでみる価値は高いと言えるでしょう。
ネクサスカードに関するよくある質問(Q&A)
最後に、ネクサスカードに関するよくある疑問にお答えします。
職場への在籍確認は必ずありますか?
必ずあるとは限りません。しかし、審査の過程で必要だと判断された場合には、勤務先に電話がかかってくる可能性があります。申し込みの際は、会社の電話番号を正確に記載し、もしもの場合に備えておくとスムーズです。
自己破産していても作れますか?
作れる可能性はあります。本来は、免責許可が確定してから一定期間(目安として5年以上)が経過し、信用情報から事故情報が消えていることが望ましいですが、自己破産から1年以内に作れたという情報もあります。官報情報も審査の参考にされるため一概には言えませんが、多くのデポジット型カードは自己破産経験者も申し込み対象としています。
再申し込みの方法と注意点は?
公式サイトから、新規申し込みと同様の手順で行います。注意点としては、必ず6ヶ月以上期間を空けること、そして前回の申し込み時よりも状況が改善していること(延滞の解消、勤続年数の増加など)が重要です。焦って申し込んでも良い結果にはつながりません。
まとめ:審査落ちの理由を理解し、次の一歩へ進もう
ネクサスカードの審査に落ちてしまうと、ショックを受けるかもしれません。しかし、大切なのは「なぜ落ちたのか」を冷静に分析し、次の対策を立てることです。
多くの場合、原因は以下のいずれかに集約されます。
- 信用情報(CIC)の問題
- 申し込み内容の不備
- 多重申し込み
- 収入の不安定さ
まずはご自身の状況を正確に把握し、必要であれば信用情報の回復に努めましょう。そして、ネクサスカードは本来、あなたのような審査に悩む人のためのカードです。
原因をしっかりとクリアすれば、道は必ず開けます。この記事を参考に、ぜひ次の一歩を踏み出してください。