【特定】7万円！早稲田受験不正に使われたスマートグラスの詳細情報

早稲田の入学試験中に、受験していた学生がカメラが内蔵されたメガネ「スマートグラス」を使って、試験の問題を撮影しSNSで画像を送信する不正が行われました。

このニュースを見て気になったのが、どんなスマートグラスを使ったのか。

使われたスマートグラスは、透明なレンズに黒ぶちの一般的なメガネの形状で、太めのフレームだったとのこと。

どのスマートグラスが使われたかはメーカー等は公表されていませんが、警視庁より公開された証拠品の画像から商品がわかりました。

早稲田受験のカンニングに不正使用されたスマートグラスは「Ray-Ban Meta Wayfarer」

実際に使われたのは、2023年9月にアメリカなどの市場向けに発売された「Ray-Ban Meta Wayfarer」です。

カメラ付きのスマートサングラスで、FacebookやInstagramを運営するMeta（メタ）とレイバンがコラボした商品。

日本国内では販売しておらず、今回の受験生もフリマサイトで購入しています。

メルカリで「wayfarer meta」を検索してみると、6万円〜7万円ほどで販売されています。

Ray-Ban Metaは撮影中にフレーム端のLEDが点灯します。撮影時にはシャッター音もするので、本来は盗撮することはできません。今回の不正をはたらいた学生はそこをどうやって回避したかは不明です・・・（追記：やはりシャッター音は鳴らないように細工していました）

追記：警視庁の任意の調べに対して、男子学生が詳細を語ったようです。

警視庁の任意の調べに、男子受験生は、試験問題が配られた後、片方のひじをついて考える姿勢を取って撮影ボタンを操作したと説明。「シャッター音は鳴らないようにしていた」と話したという。その後、机の下に隠したスマホを操作して、転送された画像をＸ（旧ツイッター）で外部送信し、試験官の目を盗んで解答を依頼していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/57306b819b6416d0d0513959087aad1177d41357

楽天ではもう少し安く購入できます。

早稲田受験の不正に使われたスマートグラスはどんな画像・映像が撮れるのか

強化された超広角1,200万画素カメラと、臨場感のある音声録音機能を搭載。声やタッチジェスチャーで操って、見えたもの、聞こえた音を記録しましょう。高品質の写真を撮影し、自動レベル補正やオクルージョン検出などの機能を使って編集することが可能です。1080pのライブ配信機能を使えば、自分の視点をFacebookやInstagramにリアルタイムにシェアできます。

https://www.meta.com/jp/smart-glasses/wayfarer-shiny-black-clear/

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動画も静止画もかなり鮮明に撮れますね。普通に欲しい

スマートグラスの不正の手口は？メガネの見た目で見つかったわけではない

試験問題の流出があったのは、2月16日に行われた早稲田大学の創造理工学部の一般入試でのこと。化学などの問題を撮影しました。

不正が発覚したのは、試験官がスマートグラスに気付いたのではなく、SNS（X （旧Twitter））に流出した問題を見た人からの情報提供。

学生はXで「化学」「得意」と検索して、対象者にDMを送り、報酬を約束した上で「わからない問題を教えて欲しい」と解答者をつのりました。

トイレなどに行って画像を送信したのかと思いきや、撮った画像はその場でズボンに隠して持ち込んだスマホからXに投稿したそうです。

この事件、スマートグラスがメガネとして不自然だとは思われなかったことがポイントです。

それほど、Ray-Ban Metaはカメラ付きの眼鏡だとは気づかれにくい見た目だったのでしょう。

不正をはたらいた学生は、バレないためにおそらく用意周到に本番を迎えたはずです。

XのDMで発信すれば不特定多数への投稿じゃないし、気付かれないと思ったんでしょうね・・・

流出した問題をSNSで見た人たちの情報提供で発覚した今回の不正。調べに対し、受験生は、こう話しています。
不正行為をした男子受験生：「志望していた国立大学に落ち、他の大学も落ちることが不安で、不正を思いついた」

https://news.yahoo.co.jp/articles/26e8271f2482b5853c923a1e8a2cf22b8baf4839

不正が発覚した学生の受験は、もちろん無効。警視庁は、5月16日に偽計業務妨害容疑で学生を書類送検しました。

まとめ：使われたスマートグラス判明！早稲田受験のカンニング不正に使われたのは「Ray-Ban Meta Wayfarer」

早稲田受験のカンニング不正に使われたのは「Ray-Ban Meta Wayfarer」でした。

カメラ付きのメガネは本来、ペットを撮影したり、赤ちゃんの笑顔を記録したり、風景を切り取ったり、講義を撮影したり・・・と表立って撮影がしにくい場面や、見た瞬間の場面をそのまま記録したい時にみなさん活用しているようです。

ただ、今回の早稲田受験の不正に使われたRay-Ban Metaのスマートサングラスは、本来は撮影すれば表から見える位置のLEDは光るし、撮影の時にシャッター音もします。

不正した学生は、おそらく気づかれないようにLEDを破壊するか蓋をするかして、撮影音も出ないように細工していたのでしょう。